僕の金メダル

みなさん!オリンピック見てますか?
僕もニュースで追っかけてます。
パシュートの高木姉妹、佐藤さん、菊池さん、また500メートルの小平さんも感動でした!
やっぱりオリンピックの金メダルを取った選手のインタビューは、なるほど、とうなってしまうものばかりで、特に今回の羽生結弦選手の話は、試練を受け止める強い心、とりわけ、大けがをした後、治療をしながら、本番に間に合わないと分かって、治ってないけど練習を始めて、決勝まで痛み止めを飲みながら演技したというくだりには、思わず拍手してしまいました。
自分の心の中にある理想の走りや演技を、現実に氷上で形にするってどういうことなんだろうと思ってしまいました。
心の中では重力もないので、走りも演技もそれに伴う疲労も危険もなく、思い通りに動けるわけだけど、それをその通り、今度は現実に動くとなると、どれほどの鍛錬と準備をしなければならないのだろう…。
その答えを選手たちはそれぞれに語ってくれました。
パシュートチームがこの1年間に300日寝食を共にしながら練習したということ、小平さんが様々な困難にめげずに、オランダ留学をして自分の理想形のスタイルを作り上げたこと、また羽生選手は前回優勝したにもかかわらず、足りなかった演技へのリベンジを果たそうと、自分の楽しみは諦めて、全ての時間をスケートに当てて練習したということ。
そしてここに上げた全選手は共通して、試練から逃げない、希望を捨てない、挑戦を諦めない姿勢に貫かれていることを言外に伝えてくれました。
この選手たちからみれば、僕はその足元にも及ばないけれど、曲を作る道筋と、選手たちの準備や努力、そしてやり遂げる心構えとは通じるものがあるなぁ、と感じています。
ちなみに僕はいつも、曲を聴いてくださるみなさんが、元気になって勇気を奮い立たせ、その人に与えられた最高の人生を生きていく姿を思い描きながら、歌や音楽を、七転八倒しながら作らせてもらっています。
またそうさせてもらうことが、僕にとって最高の幸せだと感じています。
僕の金メダルはみなさんの元気と歓喜であることは間違いありません。
まだまだこれから、魂の奮える歓喜を目指してガンバリますので、
よろしくお願いしまーす!

羽岡仁

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