新しい希望

皆さんお元気ですか!
僕はこの数週間、通常のレッスンやアンミュージックスクールでの授業の他、依頼を受けた楽曲制作やイベントでのコーラスの練習をサポートしたりして、かなりタイトな日々を過ごしていました。
これはいつも言ってることですが、どんな仕事でも、必ず新しい発見があるものだなぁと、今回もつくづく思わせてもらいました。
今回のコーラスの練習は、音楽的な難易度というより、テーマのリアリティーをつかんで歌うことの難易度が高い曲である上に、普通に考えたら絶望的に練習日が少なく、メンバーのスケジュールが全員揃うことがほぼないという条件で始まりました。
テーマのメッセージが深く、しかも壮大な世界観を持った曲を、青年たちがどう歌うのか、と考えた時、それは必要最低限のノウハウやスキルやテクニックはレッスン出来るとして、それ以上を求めても、この条件の中で得られるものではない、と思い定めました。
一人一人を信じよう、年齢も音楽的指向も経験もバラバラな青年たち一人一人を受け止めて、徹底的にこの曲の世界にリアリティーを持ってもらえるようにサポートしようとレッスンの方向性を定めました。
練習は一回一回真剣勝負でした。
そうした中で、次第に青年たちの歌う顔は輝き始め、全身からエネルギーが出てくるのが感じられるようになってきました。
そして迎えたリハーサルでは練習を始めた時の彼らとは全く違う、迫力さえ感じさせる歌になっていました。
客席で本番を聴き終わった時、僕は思わず手が痛いほど拍手していました。
これまでも、僕はそれなりに生徒さんを信じてレッスンしてきたつもりでした。
しかし今回僕は、信じるということは、この人を信じてあの人はもうちょっと、という感覚ではなくて、人はどこまでも成長していく本質を持った存在として信じるという感覚であって、分け隔てがなく、あくまでもその重心は自分ではなく相手にあるという感覚を、実感させてもらいました。
そして、この実感をそのままに世界と向かい合いたいと思っています。
すべてを信じられる、新しい希望が湧いてきました。
この希望をくれたコーラスの皆さん、本当にありがとうございました。
今日から今回もらえた新しい感覚で音楽作りに向かいます!
皆さん、よろしくお願いします!

羽岡仁

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