準備開始

新しい朝を迎えて、青空の下を歩きました。
いつものコースを歩いているのに、全く新しい空気感の中を歩いていました。
心の中に未解決として封印していた、仕事上の問題が、次々と浮かんできて、そのページを開くと、次々と解決していきました。
つまり何が未解決の原因かが見えてきたからです。
長年蓄積してきた「問題」の本質が分からなかったのですが、昨日高橋佳子講演会の中で高橋先生が話された中の「信じる」という言葉が突き刺さりました。
このお話の内容について、私がここに書き表すのは到底不可能なので差し控えますが、言葉としてだけではなく、勿論その言葉が出てくる背景のお話も含めて本当に感動して、突き刺さった訳ですが、要はその問題とは、私が、自分も仕事上の相手も、本当の意味では信じていなかった事によって生じた問題に他ならなかったという事でした。
そして、それは今の私たちの周りに漂っている、何事に対しても、共有し合って、みんなで力を合わせて解決しようとするのではなく、自分が正しいとして、他に対して批判的になる事が、科学的で、進歩的であるという空気感が世の中に蔓延している状態に、いつの間にか自分が同化していた事から目を覚まさせていただいたという事でした。
その結果、問題解決に向かうという、当たり前の気持ちが生まれてきたから、という事でした。
思えば私の小さい頃は、お互いが信じ合う事は難しいと分かりつつ、自他を信じられる強い人に憧れていたし、映画やテレビのヒーローは、月光仮面も鞍馬天狗も少年探偵団も赤胴鈴之助も、どれもそういう筋書きでした。
長年生きてきて、ノスタルジーではなく、やはり人間の1番土台となる、自他を信じ、未来を信じる心こそ、元気の源だとつくづく思います。
そんな訳で、音楽活動に向けた準備を始めますので、皆さま、何卒よろしく、お願い申し上げます。

羽岡仁