他のことを想い、他のために生きることが幸せ、と聞いて、そのフレーズに心惹かれて、どうすれば、どう生きればその幸せな自分になれるのだろう、とあれこれ考えても、若い頃は全く答を見つけられませんでした。
そのうち、結婚をして、子供ができて、一生懸命家族のために働いて、CMや企画ものの仕事の中で、自然の美しさ、生命の尊さ、人と人の絆、家族の愛、未来への希望、信じる事の大切さ、たとえ貧しくても豊かな人生、等々のテーマに面と向かううちに、ふと気がつけば、自分のために働くことから遠ざかって、いつも自分以外のことを考えて、どうすればこの歌を聴く人が、幸せになれるのだろう、希望が湧いてくるのだろう、と想い考えることが日課になっていました。
コンサートに来てくださった皆様が、感動して、未来への希望を甦らせていただけるように、勇気と元気を取り戻していただけるように…。
そしてふと、私は今、幸せだと感じています。
まだまだ他のために生きられてはいないけど、少しは自分を横に置いて考えることができるようになってきたのかもしれません。
だからこそ、悪戦苦闘の人生ですが、確かに、幸せだと感じています。
それもこれもお客様、皆様のおかげです。
まことにありがとうございます。
これからも、頑張ってまいりますので、何卒よろしく、お願い申し上げます‼️
羽岡仁