「友情」

先日、朝ウォーキングしていて、昔、映画かテレビドラマか何かで見た「お前、友情のない奴だなぁ、千円ぐらい貸してくれたっていいじゃねーか」というシーンをふと思い出して、笑ってしまいました。
というのも、その日の2~3日前に電車の中で、千円かどうかはわからないけど、二人連れの青年たちの間で「友情のない奴だなぁ…」と、明らかにギャグっぽい口調で片方の青年が言ってたのを思い出したからでした。
私は、もうこの世代の子たちの間では、「友情」という言葉は化石化していて、ギャグにまでなってんのか~、なんだか可笑しいような、寂しいような、「フーン」という気分になった出来事がありました。
ところで私自身も、長い間友情とは、ドラマや青年たちと同じように、相手が自分に抱く感情だと思っていました。
そういう意味では、恥ずかしながら、私は本当に成長が遅いのですが、大人になって、日常的には殆どこの言葉を使わなくなってたある日、ライブの打ち上げの最中に、ふと覚醒したようになって、「俺の友情は、相手が俺に対して抱く感情じゃなく、俺が相手に対して抱く感情だけしかなかったんだ❗️相手の友情は俺のものにはならないんだ❗️」と、当たり前の事に気づいたことがあり、そこで恥ずかしいというか、前向きな後悔というか、とにかく心がスッキリと軽くなって、なんだか嬉しい気持ちになったことがありました。
それ以来、私は自由に、しかし自分にだけしか分からない友情が持てるようになりました。
そのかわり、相手の友情は欲しがらなくなっていきました。
という訳で、「友情溢れる歌」を目指してガンバッテおりま〰す‼️
よろしくお願いいたしま〰す‼️

羽岡仁

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