初心忘れるべからず

「初心忘れるべからず」という言葉があります。
それじゃあ、自分自身の初心ってなんだろうと考えると、歌で生きていこうと思った時だろうか、と思い出してみましたが、どうもしっくり来ません。
いろいろ思い返していくうちに、ハッとしました。
ギターを弾いて、初めて歌を作った時、「自分にもこんな事ができるんだ」と感動し、込み上げてきた熱い涙と、誰にともなく、ありがとうございます❗️と口走った瞬間が確かにあった。
60年ほど前の、ある夜、あの誰もいない家の暗くて狭い部屋で、小遣いを貯めて、やっと買った1番安いオープンリールのテープレコーダーに、ギターの弾き語りを録音したあの時、あの何とも表し難い感謝の感覚、「神さま、僕を見捨てないでくださって、ありがとうございます❗️」と思った少年の想いこそ、初心だったのだ、と胸に落ちました。
だから今も、この先ずっといつまでも、自分の力で作ったと思ったら、その瞬間、初心を忘れて、あさっての方向へ行ってしまうのだと思います。
何としても、初心忘れるべからず❗️初志貫徹❗️で歌いま〰す‼️
神さま❗️皆さま❗️ありがとうございま〰す‼️
よろしくお願いしま〰す‼️

羽岡仁

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