ごあいさつ

日曜日の朝、ウォーキングしていると、「おはようございます」
と言う声が聞こえたので、驚いてその方向を見ると、3〜4才の女の子が私を見ていたので、
思わず「おはようございます」と返しました。
その時、ふと自分が笑ってる事に気づいて、その自分にまた笑ってしまいました。
女の子も可愛い笑顔でした。
私の笑いはどちらの笑いも、可笑しかったというより、嬉しかったのです。
何がどうだから嬉しいとか、じゃなくて、
おそらく、嬉しいとか悲しいとかは、ダイレクトに心が共振、共鳴し、響きあっているのだろうと思います。
だから、心が温かい時も、希望に満ちている時も、勇気がみなぎっている時も、歓びが溢れている時も、きっと誰かの心に響きあっているのだろうと思うのです。
でも、いつもそんな可愛い挨拶される訳じゃないので、
ふと気づくと、不満や不信感の中にいる時があります。
やはり何事も、他人のせい、運命のせいにしている時はほぼ確実に暗い気持ちになっています。
でもある時、自分に降りかかる出来事を引き受けて生きるのは、大変だけど、結局気分がいい事に気づきました。
小さな女の子の「ごあいさつ」の声の方を、咄嗟に振り向くような事は昔はなかったなぁ、と思います。
きっと素通りしていたんだろうと思います。
そういえばだいぶ前ですが、やはり歩いていると、前から来るお爺さんが、ふらふらと倒れかかったので、走って行って受け止めた事がありました。
お爺さんは、照れ笑いして、
「ありがとう」と言ってくれました。
その時も、後でそうしている自分にちょっと驚きました。
また、台風の去った朝、倒れた自転車を何台も起こした事もありました。
「おはようございます」も
「ありがとう」も簡単だけど、とてもいいごあいさつだと思います。
自転車も心なしか嬉しそうだったような気がします。
澱んだ空気を吹き払う、
澱んだ気持ちを吹き払う、
風のように歩きま〰︎す‼️
風のように歌いま〰︎す‼️
風のように生きていきま〰︎す‼️
よろしくお願いしま〰︎す‼️

羽岡仁

Share:
Copyright Jin Haneoka. All Rights Reserved.